中学技能教科「音楽」攻略、演奏する順番をマスターしようSchool Post「高校受験ナビ」
中学技能教科「音楽」攻略、演奏する順番をマスターしよう
楽典の問題は定期テストで、3年間ずっと出題される可能性があります。 階名や音符の次に出題頻度が高いのが「演奏の順番について」の出題です。 演奏の順番が分かるようになるには、反復記号やリピート記号と呼ばれる記号の理解が不可欠です。 今回は、①反復記号の種類と意味 ②反復記号の使い方について説明します。執筆
中里 太一(なかざと たいち)
目次
- 反復記号の読み方と意味
- 「リピート記号」の使い方
- 「1番かっこ」「2番かっこ」の使い方
- 「D.C.(ダ・カーポ)」「Fine」「フェルマータ」の使い方
- 「D.S.(ダル・セーニョ)」「セーニョ」の使い方
- 「トゥコーダ」「コーダ」の使い方
- 読み方 リピート記号
- 意味 小節線に点が2つついた記号。反対側に同じ記号がなければ、曲の最初にもどる
- 読み方 1番かっこ
- 意味 くりかえしの1回目のみ演奏する
- 読み方 2番かっこ
- 意味 くりかえしの2回目のみ演奏する
- 読み方 ダ・カーポ
- 意味 曲の最初にもどる
- 読み方 ダル・セーニョ
- 意味 セーニョに戻る
- 読み方 セーニョ
- 意味 ダル・セーニョから戻る
- 読み方 フィーネ
- 意味 D.C.やD.S.で戻った後、Fineで終わる
- 読み方 フェルマータ
- 意味 複縦線の上にある場合、Fineと同じ仕事
- 読み方 トゥコーダ
- 意味 コーダへとんで、演奏する
- 読み方 コーダ
- 意味 トゥコーダからとんで、演奏する
反対側に同じ記号がなければ、最初に戻ります。
【例題1】
どのような順番で演奏するか、アルファベットで答えなさい。
【解答】 A→B→C→D→E→F→G→H→A→B→C→D→E→F→G→H
【解説】 Aからリピート記号まで順に左に進みます。反対側に同じ記号がないため最初にもどり、また左に進んでいきます。
(2)リピート記号で囲まれている場合囲まれた部分を2度演奏した後は、そのまま順に進みます。
【例題2】
どのような順番で演奏するか、アルファベットで答えなさい。
【解答】 A→B→C→D→E→F→C→D→E→F→G→H
【解説】 AからFまで順に左に進みます。Fにリピート記号があるため、挟んでいるCまで戻ります。その後、また左に進んでいきます。
「1番かっこ」「2番かっこ」の使い方1番かっこまで進んだ後、リピートします。その後、また順に進み、1を演奏せずに2番かっこに進みます。
【例題3】
どのような順番で演奏するか、アルファベットで答えなさい。
【解答】 A→B→C→D→E→A→B→F→G→H
【解説】 AからEまで順に左に進みます。Eにリピート記号があるため、最初に戻ります。A→Bと進んだ後、Cから1番かっこが始まるためCDEはとばします。2番かっこの始まるFまでとび、順に左に進んでいきます。
「D.C.(ダ・カーポ)」「Fine」「フェルマータ」の使い方D.C.が出てきた場合、その場所から曲の先頭まで戻ります。その後、Fineもしくはフェルマータが書かれた部分まで進んで終了です。
【例題4】
どのような順番で演奏するか、アルファベットで答えなさい。
【解答】 A→B→C→D→E→F→G→H→A→B→C→D
【解説】 AからHまで順に左に進みます。HにD.C.の記号があるので、最初に戻ります。そして、AからDまで進んだところでFineがあるので終了します。フェルマータの場合は、Fineのところにフェルマータの記号があります。フェルマータもフィーネも役割は同じです。
「D.S.(ダル・セーニョ)」「セーニョ」の使い方D.S.が出てきた場合、その場所からセーニョマークがあるところまで戻ります。その後、Fineもしくはフェルマータが書かれた部分まで進んで終了です。
【例題5】
どのような順番で演奏するか、アルファベットで答えなさい。
【解答】 A→B→C→D→E→F→G→H→C→D→E
【解説】 AからHまで順に左に進みます。HにD.S.の記号があるので、セーニョマークのあるCまで戻ります。そして、Eまで進んだところでフェルマータがあるので終了します。フェルマータの部分が、Fine場合もあります。結果は同じです。
「トゥコーダ」「コーダ」の使い方繰り返している途中にトゥコーダが出てきた場合、コーダまでとびます。繰り返している途中で使用されるので、リピート記号やD.S.などの記号と気に合わせて使用される場合が多いです。
【例題6】
どのような順番で演奏するか、アルファベットで答えなさい。
【解答】 A→B→C→D→A→B→E→F→G→H
【解説】 AからDまで順に左に進みます。DにD.C.の記号があるので、最初に戻ります。そして、Bまで進んだところでトゥコーダの記号があるのでコーダの記号があるEにとびます。あとはHまでは何もないので順に進みます。
以上がリピート記号の基本です。D.S.とD.C.やCodaとTo Codaなど聞きなれない言葉や見慣れない記号があって最初は大変かもしれませんが、順番に記号と役割を覚えてしまえば、どんな組み合わせで出題されてもできるはずです。例題を通じて、考え方を習得してください。
執筆
中里 太一(なかざと たいち)